高鍋高校ラグビー部

宮崎県立高鍋高等学校ラグビー部のブログです。高鍋高校ラグビー部の活動をSTAFFが紹介します。
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信じる力

11月10日(日)雨のち曇り時々晴れ
第93回全国高等学校ラグビーフットボール大会宮崎県予選決勝
13:35K.O 対 日向高校

高鍋 36(17-5 19-12)17 日向

1 重信 滉史郎
 2 川越 藏    
 3 谷口 幸太郎  
 4 西川 中
 5 西村 龍馬   
 6 甲斐 祐次   
 7 濱口 竜輝
 8 鈴木 祐樹   
 9 稲井 賢太郞  
10 井上 優樹
11 幸森 優太   
12 江藤 佳祐
13 川越 慎太郎
14 米村 銀朗
15 小辻 博也   

何故か大事な日はいつも雨がつきまとう。前日予報では70%。しかも雷を伴うとも。イコールコンディションだし、特に今年は雨だから嫌だとか、勝敗に影響するとは思ってはいないが、せっかくの晴れ舞台。いい状態で走り回らせたいと強く願っていた。

しかし予報通り朝から雨。しかもグランドに向かう途中では激しい風雨。こりゃアップも考えないとなと思いつつ、濡れながら現地に到着。その30分後次第に雨は上がり、グランドも徐々に水が引いていった。

「やまない雨はない」本当にその通りだ。
小玉アップから全体練習まで予定通りグランドで思い切りやることができた。

準決勝後日向の攻撃を繰り返しビデオで見て、Bチームは目に焼き付けた。鍵は接点周辺のDF。徹底してディフェンス練習に取り組んだ。僕も老体に鞭打って9番の黄色いビブスを着て本気で攻めた。相手SHを想定して。

決勝戦を前にこいつらと体をぶつけ合える。何だか嬉しかった。本来ならば上を目指す指導者としてあるべき姿ではないのかもしれないが、ラグビーは理屈ではない部分も大きい。こいつらなら勝てる。確信を体で感じた。

怪我を恐れずガチンコで。この短期間で一番伸びたBチームのFWが、Aチームを追い込みトライをとる場面がいくつか見られた。以前だったらここで焦り暗くなるが、相手の強さを認めた上でこれもゲームで有り得ると、そう思えるようになっていった。

ゲーム前の雰囲気は辛口の小玉コーチが舌を巻くほどよかった。もちろんほどよい緊張感を持ちながら、何より声が出ていた。健人もアップにはコンタクト以外全て参加した。

ここまで小玉コーチはじめトレーナー陣のお陰で驚異的な回復だった。色んな人から「決勝戦どうなの?」と聞かれ答えに困った。最後まで信じて待つ。そういったからには答えたくなかった。でもあの状態でコンタクトをしたらいくら痛み止めを打っていてもさらに悪化していたと思う。それに健人なしでも勝てる自信が今のチームには満ちあふれていた。

落ち着き笑顔でゲームに臨もうとするも、急に緊張して感極まりあたるが泣き出した。前代未聞の1日2回の実践唱和を終え、信じきった涙を流し送り出した主将が見守る中、決戦は始まった。

KOから膠着状態が続くも、ATはテンポがいい。ただミスが少しずつ。DFは決して悪くないが、気持ちの高まりが空回りして反則が続く。しかしのちにこの反則の多さをして、黒岩先生は「あの気持ちの入った反則を見て、今日は勝ったと思った」と言わしめた。反則をして褒められたのは初めてだ。

自陣のDFが続く中、一瞬の隙を突かれ相手FWのエースに1本とられた。マークしていてもやはり手強いプレーヤーだ。それ程動揺もなく敵陣へ。ラインアウトモールは必ず研究されると進化をすすめてきた成果が出てきた。祐次が1本とった後も、自陣、中盤のモールからの攻撃が効果的だった。
それもやはり九州では佐賀工業や県内では延岡工業など工夫を凝らしたチームとの対戦から試行錯誤を重ねた結果である。

攻撃はテンポも上がりFWBK一体となりよく前に出ていた。たまにとられるノットリリースにも動じず、DFで返すことができた。特にBKのDFが非常に良く総体の時はあんなにゲインを許していたのに1本もやられることはなかった。それも夏以降のDFの練習の賜だと思う。

突き放そうとしても1本返してくる日向はさすがだった。SH釘村の一瞬のサイドアタック。あれだけ練習したのにやられた。まだまだFWの密集周辺の動きの遅さ、判断の遅さが課題だ。というより直前の釘村対策が失敗したのだろう。やはり40歳では無理だったのか。1本で抑えたことを今は褒めよう。

セーフティーリードのまま後半残りわずか。ベンチの健人に言った「勝てるから花園でいいよな?」「はい。」信じ切った勝利だった。

マンオブザマッチは稲井賢太郞。クールな男が秘めた闘争心はライバルに向けられ日々の努力の積み重ねが実を結び、あのダイビングトライにつながった。FWのリード、絶妙なサイドアタック。そしてサンダーDFの基本とも言うべき高速タックル。本当に良く成長してくれた。

もちろんあたるも慎太郎も、龍馬も滉史郎も銀朗も、ベンチの隆成も太陽も。
最後のインタビューで3年生について聞かれたとき何かがこみ上げた。次の日あの時泣いてたでしょ?と何人からも突っ込まれてごまかしていたけれど、一瞬で走馬燈のように駆け巡った想いがこみ上げてきたのは事実だ。彼らをよく知る担任のI先生が「先生の気持ちよく分かります」と言ってくれたのは嬉しかった。

さあ、まだまだ一緒にラグビーができるぞ。といってもカウントダウンが始まっている。花園まであと1ヶ月。その中でグランドでできるのは2週間程度。今はテストの真っ最中。何とか乗り切り早く皆で練習がしたい。みんなはどう思っているだろうか?

たくさんのご声援ありがとうございました。大変報告並びにお礼が遅くなり申し訳ありませんでした。ずっと書きながら中断を余儀なくされていました。でも本当に皆さんのおかげです。おかげでまたあの夢の花園にいけます。3年生にとっては集大成。先輩たちの想いも胸に果たせなかった夢を果たしに行こう。

まだまだ健人組挑戦します。成長します。頑張ります。抽選は7日。どこが相手でも全力でぶつかるのみ。今後とも応援よろしくお願いいたします。



決勝3
気持ちの入ったUP

決勝4
雄叫びを上げて

決勝7
TRFC SNAKE

決勝6
ハーフタイムも落ち着いていた


決勝5

決勝15
やっぱり今年も下手だった

決勝14
いい笑顔

決勝16

決勝10

決勝13
みんなの勝利!!
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[ 2013年11月27日 19:00 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)

仲間を信じて

明日は決勝戦。今できる最大の準備をして、今迎える最高の状態で臨む。

いろんな人の思いを胸に、ただ、余計なことは考えずに、思い切り伸び伸びと。

うまくいかなくてもそれも練習通り。そんな時に笑えるか。声が出せるか。楽しめるか。

緊張は誰でもする。でもそんな中で悔いのない、いい戦いを期待する。

皆さん、応援よろしくお願いします。

健人

黒木 健人(くろき けんと) 178cm 80kg FB 東大宮中 主将

OBの父とマネージャーOGの母の血を受け継いで、幼い頃から慎太郎と共に楕円球に慣れ親しんだ。
強い決意と覚悟を胸に高鍋ラグビーの門を叩く。
しかし、ここまで山あり谷あり。誰もが通る険しい道を健人も歩んできた。
1年次からリーダーを任せられ、当初からひ弱と言われ続けてきたこの学年の先頭に立った。1年生大会でのあの悔し涙は今でも忘れないだろう。多分この学年が胸に秘めている闘志の原点のはずだ。

その後もなかなか意識の上がらないこの学年の中、持ち前のスピードと体幹の強さでメンバー入りを果たし、念願の花園へ。まさかの初戦敗退でグランドに立つことは叶わず悔しさだけが残った。

新チームになりFBとしてレギュラーに定着。2学年合わせて21人という少なさながら初の選抜を狙った。僅差で敗れその夢も叶わずしかも足首骨折。長期離脱を余儀なくされた。
それでもへこたれないのが健人のくそ真面目なとこ。その期間、体を大きく強くし、九州総体に復帰、順調に伸びていき憧れの花園のグランドで駆け回ることができた。しかし1勝止まり。花園で正月を越す目標は持ち越しとなった。

その日の夜新チームが発足し、満場一致でキャプテンに選ばれた。責任感の強さ、生活面での安定、自ら率先できるところ。主将の器にはうってつけともいえた。周囲からの信頼も厚かった。

しかし、時として完璧なリーダーは浮いてしまうこともある。周囲が受け身になり全てを人任せになり、全体が伸びなくなる。もちろんリーダーがいなくなると崩れ落ちる。
健人も他と同じで優しく、人に嫌われるタイプではないのだが、このおとなしく気迫が前面に出ないチームを何とかしようと日々苦悩し続けた。本人は皆の前ではプレー面や生活面でも厳しく怒られることはない。しかし、1対1の場面ではチームの失敗はリーダーの責任だと何度もきつく言われてきた。

その度に苦しそうで悲しそうで歯をかみしめているような表情を見せた。リーダーの孤立、依存。というと大げさかもしれないけれど、上を目指すならば、いつか解消しなくてはいけない課題であった。
もちろん夏以降バイスの二人も必死になりはじめた。人数の多い2年生は明るく前向きでどんどん伸びていった。しかし、求める基準に達していないせいか健人は何だか信頼しきってないように見えた。
特に同じ学年の仲間に対して。「なんでもっと努力しないんだ?」「みんなで花園にいきたくないのか?」などと思っていたかどうかは分からないけれど、歯がゆい思いをしていたのは事実だろう。その度に自分の責任を感じていたことも。

苦手なキックを地道に練習し、今ではチームの武器に。ようやくドロップアウトの役だけは優樹に渡したもののゴールキックは上手くいかないまま引き継げないまま。役割の多さに受験勉強。元来器用な方ではないのにさらに一杯一杯になりそうな予感がした。

県の新人では力出し切れないまま敗れ2位で臨んだ九州大会。同じチームとは思えないほどのチャレンジができ、部史上初の全国選抜出場の切符を手に入れた。史上最低と言われたこのチームが歴史を作った。
しかも健人は選手宣誓を任せられ、何度も練習を繰り返した結果、見事その大役を果たした。しかし、試合内容は元に戻ったかのように弱気なプレーやミスを連発。優勝候補の桐蔭学園には何一つ挑戦できず80点以上もの差で大敗。苦い選抜初出場となった。県総体では逆転で奪還し九州では佐賀工業にいいチャレンジを見せた。

この1年を通してチームはこれまでにない経験をしているし、ムラはあるものの確実に成長してきている。しかし、何かが足りない。あと一つ成長に必要なピースがどこかに足りない。そう感じながらも夏のどん底を経て、秋どんどんチームの成長速度は加速していった。

そんな時の健人の怪我。確かに痛い。チームに動揺や不安が走ったのは事実だ。しかし、健人には申し訳ないけれど、本当の意味での底上げのチャンスだと思った。皆で役割を分担し、リーダーのみならず一人一人の自覚と責任を増す。もちろん最後まで健人が戻ってくるのを待っているが、今の状態でも十分負けないチームになってきた。驚異的な回復を見せている健人の合流で全国で勝てるいいチームになるだろう。
ピンチはチャンスの始まりだ。本当に。

もちろん次勝たないと全国での戦いはない。2試合とも上手くいってるとはいえ今でも練習中のムラはある。
でも、健人よ。あとはあいつらを、仲間を信じるしかないだろう。他力本願ほど嫌いなものはないけれど、これまで共にやってきたことは間違いないんだ。
大丈夫だ。何も心配いらない。何もできないふがいなさなどもういらない。毅然として見守ってくれ。お前は最後までこのチームの皆が認めたキャプテンなのだから。

これだけの努力家でもゴールキックはいつまでたっても上達しきれなかったな。そればっかりは教えきれないな。やはりセンスなのか。こうなると明日の2番手は龍馬か?あたるか?それとも・・

明日はこれまで支えてくれたすべての人に感謝の気持ちを込めて、とにかく全員で全てを出し切ろう。そしてまだまだこのチームでラグビーやるぞ!

[ 2013年11月09日 15:18 ] カテゴリ:選手紹介 | TB(0) | CM(3)

夢を追いかけて

昨日は実戦さながらいや実戦以上のいい練習ができた。
もちろん完璧ではない。今急激に伸びているBチームからいくつかゲインされたりトライまで持って行かれたり。しかしうまくいかないことはゲームでも必ずある。それを未然に防いだり修正したりしていく能力が最終的に勝利につながるために必要になる。
そういう意味でもいい練習ができている。何より、AチームのDFを中心に練習しているが、Bのアタックが見違えるように良くなってきた。ある時期はその差がありすぎてゲーム前練習にならなかったが、今では全員が持ち味を出し気迫を出し、皆で勝ち取ろうとする気持ちが良く伝わっている。
こうしてこの決勝戦に臨む前に急激に伸びていく様を見られるのは本当に幸せだ。残ったのは県内で2校。泣いても笑ってもあと1試合。全員で最後の最後まで伸び続けよう。

慎太郎

川越 慎太郎(かわごえ しんたろう)CTB 177cm76kg 宮崎北中 副主将 寮長
ここ最近BKの展開力が落ちていると言われる。確かにパススキルやスピードがなかなか伸びていないのは事実だ。経験者がBKからFWへと転向するケースも多い。残るのは線が細く、フィジカルの弱いものが多い。特に今年のBKは3年生が4人ということもあるがスタートからミスが多く、接点に弱かった。その先頭を走るのは当然健人だが、キャプテンは全体を見渡す役目。であればBKリーダーの慎太郎にかかる責任は大きい。

ここ数年のラグビーの傾向でもあるがただ単に外に展開するハンドリングスキルだけでなく、スピード、フィジカル、キック、それに加えて、判断力とコミュニケーション能力がかなり問われるようになった。特に高鍋ラグビーのモットーであるFWBK一体となったラグビー、速い球出しからボールを動かす攻撃に対応するためには中学の経験だけでは絶対に通用しない。高校ラグビーへの体つくり、自分で時間を作っての地道な積み重ね。FW以上に個人での努力が必要なのだ。

今年のチームのBKは当初健人、賢太郞以外は体重クリアがほとんどできなかった。今でこそ慎太郎とあと数名が少しずつクリアしてきているがFWに比べて意識は低かった。当然普段の生活例えば学習面でもミスをするのはBKが多い。
夏合宿では何度も「これまでの個人練習が足りない。質も量も。だから伸びていない。」と痛烈な批判を浴びせた。チーム全体に対してだが特にBKに対するものが大きい。
その責任を慎太郎はどう感じてきただろうか?

小さい頃からスクールでラグビーに慣れ親しんだ分スタートの時点では高いレベルにあった。背は高いもののひょろひょろでさほどスピードもない。ハンドリング、キック、タックルといったスキルに武器はなかった。強いて上げればパスダミーから切れ込むこと。だからこそ体を大きく強くする必要があった。
なかなか実現されないまま2年生でWTBとして花園の地に立った。
一応の夢は叶った。
しかし大切なのは3年生で自分たちの力で夢を叶えること。CTBとしてBKリーダーとしての苦悩が始まった。小さい頃から一緒に楕円球を追っかけてきた健人。どんどん体も大きくスピードもスキルも叶わなくなり、向こうは実直な性格から信頼も厚い。口にこそ出さないがそんな健人をライバルと思い、追いつけ追い越せでやってきたはずだ。
しかしそのために必要な地道な積み重ねはまだまだだった。指導されるとふてくされて見える態度。大きな声ではっきり対応ができない。よく付き合ってみれば憎めない性格なのに損をする。しかしそんなところも含めて慎太郎の成長がチームのレベルアップには不可欠だった。
それでも大きく変わらないまま夏へ。2次合宿宮之城で健人が受験準備のため全日程不在になった。チーム状態はそれでなくとも下降気味というかどん底。キャプテン代行の慎太郎はもがき苦しんだ。
これまでのつけでどれだけ声を出してもチームは奮起しない。九州新人で勝利した鹿児島工業や名護には完敗。怪我人も多くベストではないとはいえ自分の力不足に

悔しく歯がゆかっただろう。人知れず涙も流しただろう。何よりプレーでも統率力でも引っ張ることができないことに。しかしこの時期を経たことがが今ではいい経験になっている。
もちろん健人がこのチームのスキッパーであることに変わりはない。帰ってくるまで必ず勝ち続ける。しかし健人頼みになっていた部分がようやく解消されてきた。

末っ子らしく甘えん坊で優しい性格。どちらかというと優しすぎるくらい。
その点は兄貴によく似ている。4つ上の代のキャプテンだった兄ちゃんは、僕が監督2年目にもった才能あふれるチームのリーダーだった。責任感が強くよくかーっとなり向かっていく癖があり痛い目にも遭った。でも常にチームのことをよく考えていた。BKの才能がないと分かるやすぐFWに転向し体を大きくした。
しかし大事な試合の直前に怪我をしてグランドに立つことさえできず夢が破れた。いいチームだったのは間違いない。それを勝たせられなかったのは今でも僕の責任だと思う。でも兄貴は優しすぎて仲間に厳しく接することができずにいたのは間違いない。
慎太郎はそんな兄貴の夢、そしてずっとお前たちの活躍を夢見て踏ん張っていたお父さんの夢をも追い続けている。
決して気負う必要はない。これまでやってきたことを出しながら、うまくいかなければ皆でカバー。そして次取り返す。

この2戦、徐々にBKの持ち味が発揮されてきた。特に慎太郎はよく声を出しチームをまとめ、自らも前に出てさらには周囲も生かす。皆が安心し、BKにボールを供給するようになった。これまでの分を取り戻すかのように。
でもまだまだこれからだ。肩に力が入るとだめなタイプ。でも気を許すと軽く弱気にもなる。

慎太郎。お前を支えてくれた人は数知れず。空から見守るお父さん。ずっと気合いを入れてくれたお母さん。兄ちゃん姉ちゃん。下宿のおばちゃん。ミスも含めて受け入れてくれた仲間たち。すべての人に感謝を忘れず、思い切り伸び伸びと。楕円球とともに皆の夢も追い続け、必ずその手で掴み取れ!!

背格好はそうでもないが、仕草などどんどん似てきた兄弟。ということは、もう少ししたらあんなに頭が爆発するのか?ならば、もうすぐそのどんぐりカットともお別れだな。




[ 2013年11月08日 17:06 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(1)

成長の証

決戦を前に気持ちは高ぶる。はやる気持ちを抑えつつ一つずつ。
この時期に生活から基本を徹底し、グランドに出てくる前にいい準備をして、いい練習をする。それが短期間で伸びていく秘訣である。
挨拶、清掃、授業や課題への取組。道具や施設の管理、体のケア、栄養。
やり残しのないよう日曜日を迎えたい。もちろん練習の質は落とさず、激しく、気持ちを入れて。

あたる

西川 中(にしかわ あたる)LO 180cm 88kg 高鍋西中 副主将

今年の高鍋はFWのチームだと言われる。そんなことは意識していない。もちろん全国で戦うためにはFWの強化は必須だとこれまでもずっと取り組んできた成果は徐々に出てきてはいる。
しかしまだまだFWだけで戦いを挑むには力は足りない。だからこそ忘れてはいけないのはFWBK一体となったラグビー。少々大きくなっても速さ、低さ、まとまりで勝負するのには変わらないし、さらに必要なのは、走ること、コミュニケーションをとること、考えること。

そういう意味でここ数年かけて体つくりを中心に意識は変わってきた。それがFWの強化にはつながっている。

そんな高鍋FWの先頭で引っ張っているのが中(あたる)。
引っ張るといっても元々そんなタイプではない。この学年に共通しているのがあまり話ができないこと。あたるも例外ではなくものを言わない。
中学時代はBKで高校入学時からFWに転向。そのためハンドリングはよく、他の球技も全般的にセンスはある。しかし、人を動かしたり、がむしゃらにやる方ではなかった。
彼らが中学3年の時何度か指導をしたことがあった。あたるは当時SOやCTBをしていた。スキルやDFを少々教えたが、とにかく説いたのが声を出すことの重要性。それだけおとなしいチームであった。
上背はあり将来性はあったもののFWプレーに関しては力強さは足りず、何より前に出て何とかしてやろうという気配は薄かった。

2年に上がり新チームになって先発メンバーに名を連ねるものの自我の強い先輩たちに隠れてなかなか目立たない。どころかちょっとしたことで痛がったり、きついと顔に出たり、気持ちの弱さがプレーに出たりしていた。
それでもそのサイズとたまに見せる突破力は、少ない3年生を支えるFWの一員として3年生のお陰でぐんぐん成長していった。いつも練習では先輩の友真や皓太郎に怒られる。
試合では僕やコーチにも何か言いやすいんだろうな「あーたーるー!!」って。でもそれは本当に期待の証。徐々に前に出だした後輩を最後は口の悪い先輩たちも口々に褒めてその着実な成長を喜んでいた。

そして新チーム結成で副主将に任命された。やはり少ない学年の中だから予想もされていただろう。少しずつリーダーの自覚。主力としての自覚が芽生えてきた。
県新人戦の敗北、九州大会での粘り、全国選抜で力を出し切れないもどかしさ、高校総体での力強さ、九州大会での悔しさ。
本当にこのチームはたくさんの経験を積みここまでやってきた。もちろん紆余曲折いろんな試練を乗り越えて。しかしその試練は成長のためには必ず必要なこと。
あたるも順調にサイズアップ、パワーアップを果たし前に出る力はチーム1。龍馬とのLOコンビは県内NO1いや九州でも十分上位に入るだろう。なによりFWの中ではよくしゃべり出した。ミーティングなんかでも自分の意見を言い、後輩たちを引き上げる。多分そんな姿を見て後輩たちも頼もしく思っているだろう。
そうやって声を出しコミュニケーションをとるようになってきたことが大きな成長の証だと思う。それが校内、自宅、あらゆる場面でも発揮できるようにと願う。

そして今最後にある大きな試練を前にチームは立ち向かう。あたるよ。本当の意味で今こそ先頭に立ち、雄叫びを上げてこい。皆を鼓舞し、うまくいかなければ修正し、失敗すれば胸を張って「すまん」といって次はタックルで借りを返す。真の的は己にあり。弱気な自分を捨てグランドで全てを出し切り、皆で駆け回ろう。

ここまで成長させてくれた先輩たちが果たせなかった「正月を花園で。」恩返しのためにも必ず叶えよう。まずはあと一つ勝って、あの場所に戻ろう

宴会の締めを337拍子で締めたお父さん。お前の体をそこまで大きくしてくれたお母さん。抱きしめたくなるくらいかわいいようだ。決戦の前は必ず感謝の気持ちと「行って来ます。勝って帰ってくるから」の一言を。
[ 2013年11月07日 20:16 ] カテゴリ:選手紹介 | TB(0) | CM(3)

自分に正直に

11月5日(月)晴れ
全国大会予選準決勝 13:00K.O
対 延岡星雲
87(37-0 50-0)0
 1 重信 滉史郎
 2 川越 藏    →瀬戸山貴俊
 3 谷口 幸太郎  →野田隆成
 4 西川 中
 5 西村 龍馬   
 6 甲斐 祐次   
 7 濱口 竜輝
 8 鈴木 祐樹   →平田孝則
 9 稲井 賢太郞  →大野裕斗
10 井上 優樹
11 幸森 優太   →井俣晶登
12 江藤 佳祐
13 川越 慎太郎
14 米村 銀朗
15 小辻 博也   →伊東洋樹

初戦からの2日間。決してゆるめの調整などせず、しっかり体をぶつけていい練習ができた。昨日は流血者も出てひやりとしたが、大事には至らず、逆に気が引き締まった。

今更怪我を恐れても仕方がない。大切なのは、この期間に伸びていくこと。特に準決勝の相手は伝統校。熱血監督の下黄粉餅軍団と言われるほど追い込んで捨て身で向かってくるに違いない。それに受け身にならず、逆に攻守ともに激しさ速さで上回りたい。

いい雰囲気で試合前のアップを迎えた。昨年とはまた違った明るさが出てきた。星雲との隣り合わせの練習では声の張り合い。お互い負けじと喉がかれるほど声を張り上げ、既にこの場で1ゲーム終えたかのようだった。でもお互いこんな気持ちの入ったいい練習をしてゲームに臨めることは素晴らしいこと。素直でひたむきな相手とぶつかり合えることに感謝。

試合は予想通り相手が風上でキック主体。FBの博也がよく落ち着いていた。今日は得意のランニングが冴え、キックも自信が出てきたようだ。健人の穴埋めなんて気負わなくていい。自分らしく思い切り。ミスは皆でカバーするから。

今日はFWだけでなくBKも縦横無尽に走り、ミスも少なく攻撃のリズムも良かった。何より、交代で入ってきたプレーヤーがいきいきしていたのが今のチームの現状を物語る。直前のユニットではBチームがAからモールでトライを奪っていた。試合に出るメンバーとしては反省すべきことだが、底上げと全体の意識が上がっている証拠。
個人で飛び抜けたプレーヤーがいない分まとまりで勝負。それが随分浸透してきたようだ。

マンオブザマッチは小辻博也。これで自信を持って決戦に臨める。龍馬の安定感抜群のプレー、濱口のスピード、賢太郞のパスワーク、途中交代の晶登のテンポアップ、銀朗の決定力もよかった。

全体のDFも反則が少なく悪くない。しかし次こそDFの勝負。全員がタックルでMOMをとれるよう期待する。

初戦同様たくさんの応援ありがとうございました。本当に毎回たくさんの声援が力になります。いよいよ次は決勝戦です。精一杯全力出し切り勝利をもぎ取ります。もう一度力を貸してください。みんなで花園へ行きましょう!!

銀朗

米村 銀朗(よねむら ぎんろう)WTB 161cm65kg 高鍋西中
最近何か吹っ切れて乗りに乗っている男銀さまの登場。

何かする度に周囲から笑いが出る。決して受けを狙っているわけではないのに。自分もまんざらではないみたいだけど、何故か見た目を気にするかっこつけの部分ももっている。

体は小さいが体幹が強く、なかなか倒れない。スピードはないもののちょこまか独特のステップを切り相手を攪乱する。1年次こそ先輩たちの陰に隠れていたものの2年次より少しずつゲームに出る機会が増える。
しかし、周囲ほどラグビー熱は熱くはなく、体つくりやスキルアップに熱心な方ではない。よく外から声は出すのだが、研究家ではなく理論を持ち合わせているわけでもない。

何しろ球技全般が苦手でパスやキャッチはいつも危なっかしかった。それでも昨年の津輪元のように朝からウエイトをやって体を強くしたり、できないときは泣きながらキックキャッチの練習をしたりすることがなかなか見られなかった。普段の生活でもどちらかというと人の後をついていく。ラグビー部内では龍馬と二人で行動することが多く、下手するとあまり見えなくなる。それでいて頑固なところも持ち合わせていて不思議さがつきまとう。

昨年はレギュラーを奪うことはできず花園の地には立っていない。新チームになりいよいよ本腰かと思いきや貪欲な下級生たちに徐々にその座を奪われる機会が増えた。4月3年生になり、弟が新入部員として入ってきた。似たような雰囲気はあるが若干違う。今のところよく努力をしCTBとして1年生大会やBチームでは抜群の働きを見せる。

そんな4月終わりの新入生歓迎会での出来事。
多分これは本人はもう触れられたくないことかもしれないが敢えて書いておく。

恒例の保護者主催のバーベキューで栄養会で銀朗ともう一人の3年生は嘘をついた。しかも随分前から。
これで強くなるはずがない。こんなことを身につけるために管理しているわけではない。自分のため。チームの為なのに。何か悔しかった。虚しかった。よかれと思っていたことが裏目に出ているのか。新入生も含め全員の前で怒られた銀朗はさらに小さくなっていた。

次の日。銀朗は練習に行くと行って家を出たきりいなくなった。胸騒ぎがした。心配でいてもたってもいられなくなった。自尊心を傷つけたか。皆に合わせる顔がなくなったか。
家には戻ったものの数日練習に出てこなくなった。話を聞くと「やる気がなくなった。随分前から」という。最後の年の勝負の年に。
3年生には全員で考えるよう言った。全員で話し合ったようだがショックは隠しきれない。その後、部に戻ってきたものの自分の居場所をなくしたようだった。頑張りますとは言ったものの、がむしゃらに何かを取り戻す気配はなかった。

そうしているうちに2年生の台頭で公式戦の出番はなくなりWTBとしては4番手の位置に。
それでも最後の夏合宿では怪我人が多くほぼAでもBでも試合に出した。何かを取り戻して欲しくて。絶対嫌々始めたはずではないはずだから。一生懸命さは感じられるものの、つけは大きく、信頼を取り戻せずじまいだった。
試合の合間に呼んでいった。
「いつ取り戻すんだ。もうすぐチャンスはなくなるぞ。もっと必死に。もっと声を張れよ。もっと人の倍みんなが見て分かるようにやったらどうだ!」

滅多に感情を表に出さない銀朗がぼろぼろ泣いた。うまく表現ができなかったんだろう。嫌いではないけれどどう努力していいか分からなかったんだろう。とにかくまだ時間はある何とかしてやりたい。そう思った。でもいくら3年でも情けはかけられない。やった分だけだ。もどかしい日々が続いた。いつも熱心に応援してくれる両親ももどかしくてたまらなかっただろう。結果はどうであれ、最後まで精いっぱいやりきってほしい。そう願っていたはずだ。

元来根は真面目で、礼儀正しいし、生活面に何も問題はない。人の嫌がるようなことは絶対にせず、みんなから好かれている。勉強は苦手だけど、他の部員と違ってこつこつとやり授業も寝ずに聞く。そんな不器用で正直な銀朗がついた嘘。多分大きな後悔をしているだろう。
でもこれからの人生その後悔は忘れて欲しくない。銀朗のように真っ直ぐな人間は、自分に正直に生きることを取り柄にして欲しいから。

その後遅れを取り戻すかのように努力を積み重ね、シーズンに入り調子を上げてきた。パスやキックのキャッチも飛躍的にレベルアップしている。この2試合ミスもなくトライを量産している。
確かに怪我人もいるが今のメンバーがベストメンバーだ。銀朗。いつまでも責めはしない。でも取り戻すチャンスを皆がくれている。
皆が体を張ってつないだボールをお前に渡す。もちろんトライまで持って行くのが一番だ。でも仲間が必ず助けてくれる。もう一度つないでくれ。いくら小さくても3年間鍛えてきたのは間違いないその体を張って。

高校でラグビーをやり切る。ならばもっと長い時間このメンバーでやろうよ。花園でもその起き上がりこぼしのようなステップ見せてくれ!

花園予選前の栄養会では高鍋には珍しく芸だしがあった。誰の指示か知らないが。
今度は新ユニット「米村兄弟withママ」をデビューさせてみようと思う。最近なんだかあの3人組が調子に乗ってきているから。
[ 2013年11月06日 06:59 ] カテゴリ:選手紹介 | TB(0) | CM(2)

涙の跡には

準決勝の前日練習。グランドがぬかるんでいたので小丸のグランドで。初戦勝ったことによる気の緩みも引き締めて、ゲームを想定したいい練習ができた。

練習後、1年生の藤原陽太のお父さんから一人一つずつの鰻どんぶりの差し入れがあった。西都で鰻屋をされていて、先月陽太のお母さんが合宿中病で倒れその後帰らぬ人になっていた。
お母さんは生前「部員全員に鰻を食べさせたい」と言われていたそうで、今日お父さん父の好意でそれが実現した。
本当にありがとうございました。とてもおいしくいただきました。ごちそうさまでした。これで明日の試合に向けパワーがつきました。

そしてお母さん。ありがとうございました。これからも陽太のことずっと見守ってください。本当に真面目で一生懸命な陽太。末っ子で今はまだショックで悲しい気持ちでしょうが必ずまた頑張ってくれます。日本代表になれる逸材です。必ず花園にいきます。いずれ陽太がお母さんを夢の場所へ連れて行きます。安心して見ていてください。

うなぎ2
うなぎ


けんたろう
稲井 賢太郞 SH 167cm 72kg 高鍋西中

スクラムハーフ(SH)というポジションは大変だ。もちろんどこのポジションも大変出しやりがいはある。プロップなんて誰でもできるものではない。いえるのはそれぞれに役割があり、責任を果たすことがチームにとって大切なことで、ラグビーのおもしろさでもある。僕みたいなチビでも、大きくて少々足の遅いのでも。

しかし、SHは大変だ。パスを正確に投げるのは当たり前、少しでもぶれようものなら文句を言われる。全てのポイントに真っ先に行かない。特に高鍋みたいなチームでは、遅れると攻撃のリズムが狂う。しかもFWをコントロールしないとすべてBKへのパスだけとは限らない。今はモールを起点とする攻撃も多いので、モールの仕組みや指示も理解しないといけない。
さらに15分の1として必ず必要なタックル。FWの近くにいればその機会も増え、小さくても大きい相手にひるまずタックルに行かないといけない。

SHは大変だ。でもだからこそこのポジションは重要で、強いチームには必ずいいSHがいる。高鍋には歴代名SHを数多く輩出している。
僕はそのうちの一人にはなれなかった。パスが下手だった。パスダミーは得意だったけれど。それより自分で持って行く方が好きだった。スピードもないのに。タックルは得意だった。よく怪我をしていたけれど。キックなんてとても蹴れなかった。今では生徒相手に蹴っているけど。

だからいいSHを育てるにはと言われても答えに詰まる。自信はあるとしか言わないが。ただ言えるのは、大変だから、重要だからこそチームの信頼を得るために他の数倍練習が必要だということ。
常にSHは最後までグランドに残っていることが持論。
SHは下手くそでも強気でいなくてはいけない。FWに指示を出して聞いてもらわないといけない。いくらミスをしたとしてもあいつはあれだけ練習しているのだからカバーしてやろうかと思わせないといけない。

僕も1年生の頃は2こ上の清水さんと同期のSHと暗くなってもダイビングパスを繰り返した。たまに小丸新茶屋でおごってもらうためにも。先輩になると後輩SHを引き連れて同じことを繰り返した。

そういう伝統は今でも生きている。僕が見てきた限りでは潤平、峻平、航大、健朗、幸矢、大暉、
そして賢太郞。

彼らは毎日欠かさずよく練習し、3年間の伸び幅は素晴らしいものだ。入学時の心配など吹き飛ばすものがある。そして共通するのは負けん気の強さ。体の小さいものが大きいものに向かっていくのもラグビーの醍醐味の一つ。そんな時気の弱さが前面に出るようであれば、瞬く間に飲み込まれ狙われる。だからSHは時として虚勢を張り、横着な部分も必要になる。

賢太郞は入学前から成績はいいけど少し横着だという印象があった。入学してすぐその一角が垣間見られる事件が起き厳重注意を受けた。責任は十分感じたのだろう震えながら涙を流し、その後そんなことはなくなった。
しかしものを言わない。なおかつ入学時は162cm53kg。あどけなさが残り、ラグビースクールの選手のようだった。筋力はなくパスは届かないし、タックルに行っても吹っ飛ばされる。フィットネスやスピードもなく取り柄はほとんどなかった。ただ、サイドへの持ち出しかたやパスアウトのタイミングなどはセンスを感じさせ、1年生大会でも10人の選手で僅差の準優勝は賢太郞の力量によるものが大きかった。
しかし、物足りないのは声を張ること。淡々とクールな雰囲気を醸し出している。本当は大の負けず嫌いで熱い気持ちをもっているくせに。

幸矢、大暉と主将、副主将まで務める先輩SHの陰に隠れながらも共に夜遅くまでこつこつと努力を重ね、少しずつ頭角を現してきた。2年次にはいつ先発で出てもおかしくないレベルまで達し、新チームになるとなくてはならない存在に。
いつの間にか身長も伸び、体つくりも着々と結果を出していた。食事トレーニングでも、何度も体重計に乗りしまいには水を飲んで数100gを増やすものがある一方、賢太郞はきっちり目標体重ちょうどに合わせてくる。さすが理系の進学クラスだと感心されていた。
でもたまにその後トイレで吐いているのではないかという疑惑も持たれ、賢さとずるさを持ち合わせている印象は常に持たれていた。

それでもきっちり体を大きく強くし、ベンチプレスも100kgを超える。FWサイドのDFも決してひるまず低いタックルに突き刺さる。6月の九州大会佐賀工業戦などは何度も好タックルを連発し、自らチャンスを逃さずインゴールにも飛び込み、あと一歩の所まで追い詰めた。
しかし怪我をしていた賢太郞を途中交代させ、ベンチで失トライにつながった自陣での選択を指摘すると、大粒の涙が流れ出し止まらなくなった。悔しさ、申し訳なさ、歯がゆさいろんな思いの詰まった涙だろう。
なかなか感情を表に出さない分こういったときに溢れてくるのだろう。しかし、その後も着実に人間性もプレーも成長を遂げていき、今では総合力で県内NO1のSHであるのは間違いない。
こうして涙の跡には必ずある成長を間近に見れる幸せをいつも痛感する。

賢太郞。慎重派できついことを避けて通るタイプだったお前が最大のチャレンジをした。僕の力不足もありうまくいかなかったけど、この挑戦はかなり価値のあるものだったと思う。さあ次へのチャレンジは全国だ。その挑戦権を賭けて明日延岡星雲戦。

もう賢太郞は小さくも弱くもないよ。お前らしく自分の判断を信じ思い切りやってこい。もちろん、声を張り上げ、体を張って。たまにかーっとなり周囲が見えなくなるときもある。そんなときこそ仲間を信じ、チームのために。何も心配することはない。十分高鍋の名SHの仲間入り果たしているよ。
賢太郞のパスでチームが勢いづく。強く逞しくなったFWを自在に動かし、まだまだ突っ走ろう!!

うちの部には珍しい?イケメン。しかしどことなく寄せ付けない雰囲気が。それも虚勢を張っているのだろうか?でも女の子の前では笑ってた方がいいぞ。部長のようにガハハハハでは困るけど。
[ 2013年11月04日 16:39 ] カテゴリ:選手紹介 | TB(0) | CM(4)

覚悟を決めて

11月2日(土)曇り
全国大会予選 2回戦
11:00KO 対 都城農業
95(45-0 50-0)0
 1 重信 滉史郎
 2 川越 藏    →平田孝則
 3 谷口 幸太郎
 4 西川 中
 5 西村 龍馬   →野田隆成
 6 甲斐 祐次   →瀬戸山貴俊
 7 濱口 竜輝
 8 鈴木 祐樹   →森大樹
 9 稲井 賢太郞  →大野裕斗
10 井上 優樹
11 幸森 優太   →伊東洋樹
12 江藤 佳祐
13 川越 慎太郎
14 米村 銀朗
15 小辻 博也   →井俣晶登

ここ数日の練習やアップの雰囲気はすごく良かった。それほど緊張もしていないように見えた。
それでも試合がはじまると堅くなっているようで、普段ないようなミスや、慎重になりすぎてる部分があった。
そんな中FWの各選手はいきいきとよく前に出ていた。

マンオブザマッチは甲斐祐次。ここ最近強い相手になかなか前に出られなかったが、何度もチャンスを作り、トライを量産した。西川中や鈴木祐樹、濱口竜輝、代わりで入った森大樹なんかも持ち味を発揮していた。当然これから先DFの機会が増える。これからはそんな厳しい場面で目立つプレーヤーがたくさん出てくることを期待する。

BKはまだまだ成長途中。決して何もかもがだめだとは言わないが、BKとしての強気なプレー、工夫、チャレンジがもっと欲しい。

次は3日後、準決勝は延岡星雲戦。まとまりのあるいいチーム。低いタックルと速い動きで来る相手にどれだけ自分たちの力を出し切るか。この2日間の練習と生活が大事になる。
もう一度気を引き締めて、決戦の場に立つ挑戦権を全員でつかみにいこう。


ゆうじ

甲斐 祐次(かい ゆうじ) 168cm 72kg FL 富島中

3年前卒業した健朗を兄に持つ。兄貴が3年生の時は花園予選準決勝で負けた。
健朗はその前の年の花園ベスト16の時もメンバー入りできなかったので一度も花園の地を踏んでいない。
そんな不遇な兄貴を見て中3だった祐次はどう思っただろうか?

当時の富島中は人数も多く、県内NO1の実力を誇っていた。最後の県大会では太陽、あたる、隆成、銀朗たちの高鍋西中に負けてしまったが、万全であれば、九州大会でも上位にいけたに違いない。
そんな実力の選手たちを勧誘しに富島中に足を運んだ。皆で地元の日向高校に進むのが当然かもしれないが、やはりみんなで高鍋に来て日本一の夢の達成に力を貸して欲しかった。
祐次はそんな中一人だけ高鍋高校を選択してくれた。しかもうちが予選で負け、日向高校が2回目の花園出場を決めた後に。そんなにべったりな兄弟ではないので、兄を慕ってという理由だけではないようだ。

やはり、代々富島中から来てくれる生徒たちは厳しさを求めている。当然、花園出場の最短距離であることも。そして伝統と競争相手、社会に必要な規律など。
批判や孤独は覚悟の上できてくれる富島出身者は、やはりチームのレベルUPに大いに貢献してくれる。何より基本がしっかりしている上に、昔の仲間には絶対に負けないんだという強い気持ちをもっている。
本当にこれまでの卒業生も含め、祐次の選択には感謝している。だからこそ絶対に負けられない。

その祐次も入学時は164cm56kgと体も小さく、中学ラグビーとの違いに苦しんだ。
センスはあるものの接点の激しさはかなわず、FWでは無理なのだろうかと思ったこともあった。
学習との両立にも苦しみ、授業中の居眠りは有名だった。それでも何とか食らいつき、2年次にはレギュラーを奪い、一つ上の先輩たちの貪欲さにも刺激され、飯を食い続けようやく70kg台に乗るようになった。
アタックには抜群のセンスを見せ、スピードやパワーはさほどないのに、あれよあれよとゲインする。
今年はスローワーとしての重責も担い、不器用ながら、黙々と自主練習に励む。
兄貴とはこうも違うのかというくらい似ていない。健朗は抜群のフィットネスを誇ったが、祐次はどちらかというと苦手。健朗は生活情報科のアイドル(自称)と言われるほど女子と仲が良くお調子者だったけど、祐次はそんな素振りはない。

ただ、二人ともラグビーが大好きだということ、そして不器用ながら真面目にコツコツと基本的なことをやるということは共通している。「あいさつJAPAN」と言われていた兄貴ほどではないが、礼儀正しく、遠距離電車通学ながらほとんど遅刻欠席もない。
身体も丈夫で怪我らしい怪我をしたことがない。丈夫に生んで育ててくれた両親、地元の高校に行かず肩身の狭い思いをしているお父さんお母さんにしっかり感謝をしろよ。
家ではものを言わない人間が多いこの学年。祐次も例外ではないだろう。

祐次だけでなく3年生よ。もっと学校のこと、ラグビーのこと、将来のこと、彼女のことなど、たくさん話をしなさい。そして話しかけられたら「別に」「知らんし」ではなくしっかりと答えること。当然日々のあいさつや、「ありがとう」「すみません」などの基本的な応対も。

一番身近な保護者にできてこそ、そして認められてこそそれが人間的な成長。高鍋ラグビー3年間の証。お父さんお母さんたちはお前たちをしっかり見てくれている一番の理解者であり、評価者でもある。そして何よりお前たちがかわいくて仕方がないんだから。

ここ最近調子を上げてきた祐次。アタックではやはりFWの先頭に立ち、頼りになる。昨年の先輩に必死について行ったお前たちのように、その背中を見て2年生もぐんぐん力をつけてきた。
そして最近皆が我先にタックルにいくようになった。祐次もアタックだけでなくFLの最大の仕事「タックル」が低く突き刺さるようになってきて、ターンオーバーの起点になっている。

さあ祐次、次戦しっかりと高鍋ラグビーやり切って決戦の場に立とう。まずは一つずつ。これまで通り、練習通り。
あの場に立つことなく卒業した兄貴の分まで。
支えてくれる皆のためにも。
覚悟を決めた3年前の決意を忘れずに。

数々の伝説を作った健朗に比べるとエピソードが少ない。しかし授業開始のチャイムと同時に一番前の席で熟睡するという強者ではある。しかも目を開けたまま。




[ 2013年11月03日 13:21 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(2)

花園予選2回戦 結果

第93回全国高等学校ラグビーフットボール大会宮崎県予選が10月26日に始まり、高鍋高校は2回戦からの出場、11月2日に初戦が行われました。
雨の予報でしたが、当日は曇り。暑くもなく寒くもないラグビー日より。
10月までグラウンド養生していただけあって芝生も綺麗で環境は万全でした。

試合結果

      高鍋高校  都城農業高校
前半    45  -  0
後半    50  -  0
合計    95  -  0


試合は、初戦ということもあり緊張していたのか前半ミスが目立ちました。
ハーフタイムの山本監督の檄で後半は少し調子を取り戻しました。
特に、FWは個々に勢いがあり得点の8割を占めていました。

初戦勝利し、11月5日に行われる、準決勝進出
準決勝は、13:00KO
対戦相手は、スピードのある伝統校延岡星雲高校です。

2日間で試合の反省をしっかりし、相手にのまれることなく高鍋ラグビーができるように頑張ります。
引き続き温かいご声援よろしくお願いいたします。

2回戦ー1
                試合前の精神統一

2回戦ー6
                     前半の攻撃

2回戦ー3
                 前半展開

2回戦ー2
                ゴールキック

2回戦ー7
                       試合終了


[ 2013年11月03日 07:49 ] カテゴリ:大会 | TB(0) | CM(0)
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